Team-SKY30 サイトのPVを増やそう計画

アクティブビュー率向上施策 ゲーム攻略サイトはアクティブビュー率との相性がめちゃ悪い!

公開日:

さて、バタバタしていたら年末になってしまいました。
SKYの加藤です。

9月13日から10月31日まで、メンバーで「Adsenseのアクティブビュー率」の向上施策を展開してきましたが、

【Team-SKY30の取り組み】アクティブビュー(視認率)向上の施策

AdSense広告の視認率を高めると収益性が向上する?

収益性が40%向上したアクティブビュー改善の施策!

私は

https://sqool.net/

こちらのサイトを対象に実施しました。
結果、アクティブビュー率はサイト全体では約5%ほど上昇し、視認可能時間が約10%ほど伸びました。

様々な施策を実施しましたが、結果として判明したことは
「ゲーム攻略サイトは広告のアクティブビュー率という指標においては非常に改善が難しいジャンルのサイト」
ということです。
今後ネットワーク広告の収益において「アクティブビュー率」が重要になる中、ゲーム攻略系のサイトはその改善施策に頭を悩ませることになりそうです。
しかし、それでも対策をすればそこそこ見れる数字にはなります。アクティブビュー率は広告の収益性に直結していますので、お金が要らない人以外はここは頑張るべきところです。

尚、ゲーム攻略サイトへのアクセスの多くはスマホからであるため、ここでは主にスマホ側の改善施策について述べています。

1.ゲーム攻略サイトのアクティブビュー率はなぜ低いのか


ゲームサイトのアクティブビュー率が低い原因は、ユーザーがサイトを訪れる目的にあります。
ユーザーはゲームの中で分からないことがあった時に、検索をしたり、或いはブックマークなどから目的の情報にたどり着きます。その時ユーザーには明確に「これを知りたい」という意図があります。
そのため、該当の記事にたどり着いたのちも、「目的の情報」の位置まで素早くスクロールし、そこを見たら離脱する、というのが攻略サイトを訪れるユーザーの多くの動きです。
その途中にある広告をじっくりと見る、というモチベーションはなかなか発生しない為、ゲーム攻略サイトに設置されている広告のアクティブビュー率は全体として低くなりがちです。

それに関連して、ゲーム攻略サイトのアドネットワークのeCMPは、ゲーム系の広告が低単価ということもあり、他のジャンルのサイトよりも低いのが一般的です。
しかしだからといって、ゲーム攻略サイトの全体としての収益性が低いかというと一概にそうではなく、広告以外の収益源を挿入したり、或いはSEOに強いというメリットを生かして圧倒的なPVを獲得する等で高い収益性を持っているゲーム攻略サイトも一部に存在します。
ただちょっと最近はゲーム系のサイトは苦戦していますね。アプリ系を筆頭に、ずいぶんと無くなった気がします。むー…

(その他にも、ゲーム攻略サイトは広告を置きすぎている、というのもあります。確かに・・・)

2.まずは高速化 しかし・・・

アクティブビュー率を高めるためには、まずは高速化が必要です。
サイトを軽量化しブラウザの負荷を下げることで、広告表示の処理を素早く行わせ、

広告が表示される前にユーザーが画面をスクロールしてしまう

という事象を回避します。
これはファーストビューの広告に関して特に言えることですが、スマホでもPCでも有効な考え方です。(でもPCは結構待ってくれるので後回しで良いと思います)

SQOOL.NETでは画像の圧縮や無駄なCSS・php・Javascriptの排除や、キャッシュ設定の見直しを行うことで高速化を図りました。
結構ゴリゴリやりました。これを細かく書くと10記事くらいになるので割愛。

加えてAMP化も実施。
しかしAMP化は必ずしもアクティブビュー率を引き上げません。
それどころが現状ではアクティブビュー率が大きく下がることもあります。

これはSQOOL.NET内のある攻略記事のAMPページです。(最近なんかやたら婚活広告が出てきます。傷つきます)

Googleでもこのように、ファーストビューの下部にかかるようにレクタングル中(300x250)の広告が表示される実装を推奨しています。
しかしAMPの場合、コンテンツの表示速度がメチャ速いため、広告の表示がそれに追いつかないという事象が発生します。
つまり、

広告出てないけどもうコンテンツの上部は読んだから下にスクロールしよーっと

ということになり、ページの読み込み速度が速いが故にアクティブビュー率が劇落ちする、ということが実際に起こります。
SQOOL.NETではAMP化と共にアクティブビュー率が一気に10%低下するという悲劇が発生。

しかし今後GoogleはAMPを重視していくであろうこと、それはSEOにおいても、広告においても、ということを考えると、AMPの実装は涙を呑んで行っておくべきでしょう。

これは「サイトを高速化する」という意味でPWAにも同じことが言えます。(PWAの方が表示は早いのでむしろPWAの方が被害?が大きい)

Googleは今後広告の高速化、AMPなどの高速化仕様に対応した広告の導入促進をしていくようですので、この辺りは今後のGoogleの動きに期待したいところです。

というわけで、サイトの高速化を施したことによりSQOOL.NETのAdSenseのアクティブビュー率はかなり低下します。(うーん…一部のサイト運営者にAMPが敬遠されているのはこれも理由ではないか)

2.ファーストビューの配置の変更

例えば、

このようなスマホサイトのファーストビューがあったとします。
どうでしょうか?

問題点としては、記事のテキスト部分がまだ始まっていません。
イメージ画像しかありませんね。チラ見で終了ですね。
これではすぐに下にスクロールされてしまうでしょう。せっかくファーストビューという貴重な領域を使って設置した広告ユニットもおそらくほぼ見られません。

そこで、

このように調整しました。
冒頭の画像を小さくし、テキストをその横に配置。

記事の中に広告を置く場合、基本的にはなるべくテキストとテキストの間に挟むのがアクティブビュー率改善には効果があります。

この施策で、全体でアクティブビュー率は数%改善しました。

またヘッダー部分の縦幅の圧縮は、数ピクセル単位で緻密に実施しました。ファーストビューの記事開始位置、正確にはテキスト開始位置はなるべく高い方が良いのです。ユーザーはファーストビューでスクロールすることなく情報を読み始めることができ、かつそれは下部に設置する広告がそのままの状態でユーザーの視界に入るということを意味します。コンテンツテキストの開始位置は数ピクセルでも上の方が良いのです。
ちょっとしたことですが、ヘッダー部分はサイトのほぼ全ページで共通ですから数パーセントの改善もできるならしておくべきです。
年収500万円が2%増えて510万円になるならやりますよね?

3.最も改善しやすいのはファーストビュー ファーストビューのアクティブビュー率をとことん上げる!

さて次です。
2でご紹介した施策もファーストビューをメインにしたものですが、アクティブビュー率は「とにかくファーストビューを改善」するのが重要です。
何故ならば改善しやすいからです。

記事末尾に設置する広告枠も収益的には大きなものになりますが、アクティブビュー率でいうとかなり低いことが多いでしょう。理由は「途中で離脱してしまうユーザーがいる」からです。
もちろん離脱させない工夫は必要ですが、それでもどうしても離脱は発生します。

一方でファーストビューはたどり着いたユーザーのほぼ100%が見ることになりますから、ここを改善するのが良いということが分かります。(※100%のユーザーがファーストビューを閲覧するためには、サイトの読み込み速度が重要。遅いサイトは見られずに離脱される。まずはスピードが基本。Google曰く、スピード is マネー だそうだ)

さて、ファーストビューのアクティブビュー率を上げるには、2で紹介した以外にも有効な方法がある、場合があります。
この施策は「モバイルアンカー(オーバーレイ広告)」か、画面下部に追従するボタンを設置している場合に限られます。

このような下部のユニットは、当然ですが、画面下部のテキストや画像の「見難さ」をアップさせ、下へのスクロール速度を上げてしまう、という良くない効果があります。
もちろん撤去してしまうのが最も良いのですが、収益や、ユーザービリティを考えて配置されていて撤去ができない、ということがあります。

そういう場合は、javascriptを用いて、「少し下までスライドしたらこれらのユニットが画面下部に出てくる」ように実装することで、少なくともファーストビューを含んだ上部コンテンツのスクロール速度を低減させることができます。

尚、実装の際はモバイルアンカー(オーバーレイ)広告の配信元に、ポリシーに抵触しないかを確認するようにしましょう。

実は全ての施策の中で、これが最も効果がありました。
画面下部に何もないとスマホの画面全体を広々使え、スクロール速度が下がります。頻繁にスクロールしなくて良いのはユーザーにとっても良いことです。
モバイルアンカー(オーバーレイ)広告が本当にサイトの収益に寄与しているのか?実は外した方が収益が上がったりはしないか、ということは、A/Bテストなどで検証する価値のある課題です。

※モバイルアンカー(オーバーレイ)広告は、結構色々元気に動くユニットが多いですよね。これは実は問題視されていて、今後規制が入るようです。SQOOL.NETでも収益の為に一部挙動のあるモバイルアンカー(オーバーレイ)広告を導入していますが、ユーザーの立場に立てば全く好ましいことではありません。(ゴメンナサイ)
ゲーム関連サイトにおいては、他のサイトがもっとやんちゃな広告をバンバン置いている(ところもある)ことから、SQOOL.NETくらいだと許されていしまう感がある(と思っている)のですが、今後はそうはいかなくなります。良いことです。その際はおとなしい動かないタイプのモバイルアンカー(オーバーレイ)広告を引き続き設置するかどうかは悩ましいところです。
無い方がページ内に置いているAdSenseその他の広告の収益性は上がりそうですし、モバイルアンカー(オーバーレイ)広告用のjavascriptもいらなくなるのでサイトが軽くなりそうです。余計な広告は無い方が良いのです。うーん要らないかなぁ…やっぱ。(テストしてから考える)

4.スクロール速度を下げるには?

前項でスクロール速度という言葉が出てきました。
特にスマホの場合、画面のスクロール速度が速いと広告も速く流れてしまい、アクティブビュー率は低くなります。

これを抑制するのはどうすればよいのでしょうか。

「1」に上げた「広告をテキストで挟む」のは有効です。
画像部分よりもテキスト部分の方がスクロール速度が低く、広告が長く目に留まる可能性は高くなります。

また、テキストの行間の調整も見直すと良いでしょう。
縦に無駄に長い行間はスクロールスピードを上げます。
なるべく1画面の中に多くの情報が入っている、という状態がアクティブビュー率からみると理想的です。
ただし、ぎゅうぎゅう詰めて画面が密で見難い、ということになると離脱を促進しますから、そこは見極めが必要です。

この施策でも数パーセントのアクティブビュー率向上が見られました。

また、これは現在実施している事項ですが、
攻略サイトの様に画像が多いサイトは「画像を左右2枚に並べて表示する」というのが有効ではないかと考えています。

縦に1枚の画像を並べていくよりも、左右2枚をセットで並べる方が、1画面の情報量も多く、ユーザーにとっても見やすいのではないかと思います。
横長の画像はこの限りではありませんが、縦長の画像、正方形の画像を多用するサイトは試してみても良いかもしれませんね。

5.その他 微調整、微調整、微調整!

その他、アクティブビュー率向上のためにやれることはたくさんあります。

広告の周りには適切な「margin」が取られているでしょうか。大きすぎたり小さすぎたりしていないでしょうか。
大きすぎるmarginは、アクティブビュー率やCTRを下げているかもしれません。

広告に付している「PR」「スポンサーリンク」の文字も同様に、適切な大きさでしょうか。marginも適切でしょうか。

更には広告を入れすぎてないでしょうか。
広告を入れすぎていればその多くは無視されてしまい、「アクティブビューの低いサイト」になってしまう可能性があります。
思い切って広告を減らしたところ収益が上がった、という話はよく聞く話です。

広告のサイズは適当でしょうか?
AdSenseにはレスポンシブユニットがありますが、そのままべた張りすると横長の広告が表示されたりします。
ポリシーに準拠する範囲でなるべく大型の広告の方がアクティブビュー率は高いのは当然ですから、レスポンシブユニットを使う場合であっても必要に応じてその枠の大きさをCSSで制御するなどができると、アクティブビュー率が改善する可能性があります。

この手の微調整を行う際には、テスト用のAdSenseユニットを使ってA/Bテストをするのがおすすめです。
AdSenseの管理画面では枠ごとのステータスの比較が可能で、更に時系列に沿ったコメントメモが可能です。有効に使いましょう。

まだまだある!コンテンツごと見直してしまえ!

更にここで根本に立ち返ります。

「ゲーム攻略サイトはアクティブビュー率がどうしても低い」

ということを、色々と施策を実施してみて改めて痛感するわけです。ああ無念。ああ無常。

「答えが知りたい」というユーザーの単一のニーズに応えている以上、「~~ちゃんのブログを読みたい」とか、「確定申告について調べよう」とかいう場合にたどり着くサイトと比べるとまあ、言ってみれば限界はあるのです。仕方が無いのです。辞書をじっくり読む人はそうはいないのです。調べもの系のサイトの宿命でもあります。

であれば、そうでないコーナーを作ってそちらでもimpを得るようにしてはどうか?
という考えは至極当然当たり前。

というわけでSQOOL.NETでは

ニュース
https://sqool.net/news/

ビジネス
https://sqool.net/business/

コラム
https://sqool.net/column/

取材
https://sqool.net/report/

などの読み物的なコーナーの整備を進めています。
じっくり読むべきコーナーは運営に負荷が掛かりますが、記事1つ辺りのアクティブビュー率はもちろん高く、収益性に関してもかなり高い数値が出ています。
SQOOL.NETの場合、これらのコーナーから得る広告のimpは攻略コーナーに比べればまだ小さいということもあり、アクティブビュー率への寄与は微小ですが、それでもびみょーにアクティブビュー率を押し上げています。

※ただし、例えば取材記事を1記事作る負荷で、攻略記事は30記事作れる、ということが実際にあります。収入の絶対額を見てどちらが効率が良いのかはそれぞれのサイトや事業体によって異なるでしょう。しかし取材記事って本当に大変です。重たいやつだと30時間とか掛かったりします。「取材に来て」って頼んでメディアに渋られても、なかなか記事が上がってこなくても、どうか優しくしてあげてください。(出稿している場合はその限りではない)

結局何からすれば良いのか

おすすめは以下の順です。

まずスマホのファーストビューにレクタングル中を置く。そしてこの枠のアクティブビュー率をとことん上げる。

とことん上げたら、高速化する。PCはまあ置いておいて、スマホの読み込み速度を可能な限り上げる。
ポイントは「画像の圧縮」「余計なjavascriptの排除」「あとはググって」。

AMP…は多分アクティブビュー率が現時点では下がりますが、やっておいて将来的には損はないはず。


タグ


執筆者


新着記事

2017.12.04 Mon

収益性が40%向上したアクティブビュー改善の施策!


2017.12.04 Mon

アクティブビュー率向上施策 ゲーム攻略サイトはアクティブビュー率との相性がめちゃ悪い!


2017.11.28 Tue

AdSense広告の視認率を高めると収益性が向上する?


2017.11.14 Tue

【Team-SKY30の取り組み】アクティブビュー(視認率)向上の施策


2017.02.20 Mon

【告知】宮崎智之氏をゲスト講師にお招きして「第15回ゲームライターコミュニティセミナー」を開催します


2016.09.20 Tue

グローバル(多言語)サイトのURLってサブドメイン?サブディレクトリ?


2016.07.09 Sat

wordpressでループの途中に簡単に広告を入れる方法


2016.07.09 Sat

【旬?】最近やっているモバイル対策


2016.05.05 Thu

1か月PVアップトライアル!結果報告


2016.04.23 Sat

1か月PVアップトライアル!2016年4月13~20日の施策




にほんブログ村 ブログブログ ブログアクセスアップへ